ハイポイドギア生産ライン 3次元測定器で自動検査


 豊精密工業
 

【名古屋】豊精密工業(愛知県瀬戸市、沢田豊社長、0561-48-2221)は2011年末をめどに、自動車用駆動部品に使うハイポイドギアの生産ラインで、3次元測定器による全量自動検査を始める。現在は工程外で目視による検査を実施。これを自動検査に切り替えてラインに組み込むことで不良品発生率やコスト低減を図る。まず2ラインに導入し、順次採用を拡大する。一層の品質向上やコスト削減につなげ、国内生産だけでも採算に見合う国際競争力を確保する。

豊精密工業が測定器を導入するのは本社・瀬戸工場(愛知県瀬戸市)と、みたけ工場(岐阜県御嵩町)の各1ライン。投資額は2ラインで1000万円程度を想定する。ハイポイドギアは同社の主力製品。ギアの歯切工程の後に3次元測定器を組み込み、全量の寸法を検査する。必要最低限の測定にとどめ、生産ラインの速度は維持する。

現在は歯切したギアに赤色の顔料を塗布し、かみ合わせた時の顔料の付着具合を見て品質チェックしている。経験や感覚に頼っているため人によって検査にバラつきが出る。

測定器を使った数値管理に切り替えれば測定データ加工工程にフィードバックしやすくなり、設備改良につなげられる。

同社は09年に3次元測定器を導入し、抜き取り検査をしながらデータを蓄積。ギアの測定部分を決めるなどインライン検査の準備を進めてきた。

同社はディファレンシャルギアやその構成部品であるハイポイドギアを生産し、主にトヨタ自動車に納入する。本社・瀬戸工場、日進工場(愛知県日進市)、みたけ工場の3工場を展開。国際競争が激化する中、国内でのモノづくりを維持するために競争力を高める。

 

 


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