ハイポイド、ウォーム歯車の鏡面研磨

 佐賀大学

【佐賀】佐賀大学理工学部の穂屋下茂助教授は、砥粒を入れた回転槽の中に歯車を沈めて鏡面研磨する方法を確立した。機構が簡単な装置で研磨でき、複雑な形状にも対応、品質のバラつきも少ない。自動車用の歯車の場合、磨耗が減るため、オイルの交換回数を減らすことができ、面圧強度が向上するため歯車を使う機構が小型化できるという。

鏡面研磨は歯車表面を鏡面状になるまで磨き上げる仕上げ処理。実験用に開発した研磨装置は、歯車を回転させながら砥粒に沈めるというもの。歯面の角度に合わせた数値制御などが不要で、自動車に使われる複雑形状のウォーム歯車やハイポイドギアなども鏡面研磨できる。連続して研磨しても歯車表面に当たる砥粒の条件がほとんど変わらないため品質が安定するという。

これまで鏡面研磨を施すのは特殊なものに限られていた。鏡面研磨が普及することで自動車の場合、オイルの消費量やオイルへの添加剤の量が減らせる。また金属接触が起こらずに面圧強度が向上するため、ギアなどが小型化できるなど環境面での貢献も大きいという。

今後自動車メーカーなどとの共同研究に発展させたいとしている。

 

 


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