寶角ギヤー

寶角ギヤー(兵庫県姫路市花田町、寶角幸彦社長)は、球車輪を使って360度に移動できる多目的駆動装置を2002年にも電動車いすとして商品化する。 同社では、この車いすを皮切りに、特に室内などで細かな動きが要求される無人搬送車や小型フォークリフトなどへ幅広く展開していく計画。

駆動装置は新産業創造研究機構(NIRO、神戸市中央区、大庭浩理事長)が開発した成果を技術移転した第1号となるもの。 試作された電動車いすは球の車輪を4つ持ち、個々の動きをコンピューターで制御することで車いすの前進・後進や斜め方向の移動、その場回転などの動きができる。

今後はこの車いすの生産のコストダウンを図りながら、球車輪の材質の検討や耐久性の実証などを行なって商品化する計画。 同社ではこのためのプロジェクトチーム(11人)を作って対応していく。 車いすの商品化当初の価格は100万円程度になる予定。

球車輪を使った駆動装置の商品化には今後3年間で補助金も含めて約9000万円の開発費を投入する。 同社はこれまで電動カー、ゴルフカートなどの駆動装置を手がけてきた。 球車輪を使うことで 「人間に近い動きの出来る装置として供給し、新市場を開拓していきたい(寶角社長)考え。


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