コタニ

コスト20%低減、量産化

コタニ(兵庫県加西市中野町1665、小谷正博社長、0790-49-0360)はFR (後輪駆動) 用ハイポイドディファレンシャルリングギアの歯出し成形加工法について、 在来工法に比べ重量歩留まりを大幅に向上し約20%コストダウンする新技法を確立した。 ローリング成形と鍛造技術を組み合わせた技法 (特許出願中)で、 自動車メーカーの精度認証を取り、量産化に乗り出した。 鍛造精密歯車分野では各社間で技法開発にしのぎを削っているが 「成形工法で一歩リードした格好」 (久保勝司摂南大学経営工学部教授) と評価している。

現在、リングギアは熱間鍛造、または熱間鍛造と熱間リングローリングで成形した後、 旋削加工しグリーソン歯切り機で粗仕上げ加工しているのが大半。 駆動軸系の歯車は機械加工物より鍛造物で騒音の出ない精密歯車が求められているが、 精度間題が課題となっている。

今回の成形工法は、素材を1200℃に加熱し、 据え付けの後、鍛造成形加工する。

さらに900−950℃に加熱し、900℃状態でローリング装置を使って再加工する。 あと800℃で歯出し成形揺動転造装置にかけて内バリや歯出し部を仕上げ成形する。

固社では、この鍛造仕上げについての詳細は明らかにしていないが、 各工程で歩留まりを考えながら鍛造を繰り返し、 連携技で精度をクリアしたもの。 「生産性と重量歩留まりを大幅に向上させ、 現工法と比較して20%のコストダウンに成功した」 (小谷社長) という。

今後、本社工場で量産化に乗り出す。


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