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菊池歯車 |
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刃物が逃げる分を予測しながら仕上げる 「NCの機械を使用したとしても設定数値通りの加工はできない。微妙な調整が必要だ」というのは、菊池歯車製造部係長の三田年伸さん。三田さんは入社以来、一貫して製造に携わっており、現在はギアを製造する専用機械「ギアシェーパー」担当責任者だ。 同社は自動車用・産業機械用のギアを製造。航空機のエンジン部品も製造し、ホブ盤1級の国家技能資格保持者を26人有するなど、マイクロメートル単位の高い精度が特徴。多品種少量生産で、月1200種類、1部品に付き5〜100個程度製造している。 ギアの製造は、ギアが小さくなるほど難しいという。「特に材料が硬いと精度を出すのが困難」となる。普通、ギアシェーパーでは粗加工から仕上げ加工に至る2,3工程を行う。特に加工するギアが小さいと刃物も小さくなり、刃物が材料に負けて逃げてしまう。NC装置に数値を設定してもその通りには加工されない。そこで加工するたびに測定機で精度を測定、刃物が逃げる分を予測しながら仕上げるという。熟練の勘が行かされる場面だ。 最近は直径1050mmという大物のギアにも挑戦した。「医療用機器に使用するギア。軽量化のため材料はアルミだったが、熱変形が大きく、加工後の精度測定のため一晩冷却する必要があった」などという苦労もある。 |
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