加工時間を半減 --高精度の歯車研削盤--

 綱島機械製作所

綱島機械製作所(東京都大田区元羽田1−3−18、宇田川幸男社長)は、 歯切最大ピッチがモジュール2以下という小型CNCハイポイドギア歯切盤 「HPG−2A」を開発、6月に発売する。

最大歯数比は1対15で、歯切歯数は2から999まで対応可能。 特に、「減速機構に最適」(綱島浩専務)という。 価格は2400万円。初年度12台の販売を予定している。

ハイポイドギアは食い違い歯車の一種。 ベベルギアに比べて音が静かなうえ、回転が滑らかで強度に優れているなどの特徴を持つ。 モジュールの大きいものは以前から自動車や生産機械などに使われているが、 最近は小型タイプの需要が急増している。

しかし、これまで同ギアの歯切盤は技術の難しさから国内ではほとんど製造するメーカーがなく、 仮にあったとしてもモジュールが大きい分野に限られており、 「市場の60〜70%を占めるモジュール2以下は海外メーカーの独壇場だった」という。

今回、同社が開発した歯切盤は回転するカッター切込軸とワーク軸、クレドール軸の3軸で制御、 歯車の各種データを入力するだけで簡単に最適な歯切方式が得られる。

具体的にはチェンジギアや割出板、セグメントギアなどがないため段取時間が短縮できる他、 (1)各個所は自動強制給油されるため、メンテナンスの心配もいらない。 (2)ICカード、プリンターなどでデータの保存が可能。 (3)同時に3軸制御によりヘリカルモーションができる。 などの特徴を持つ。

既に受注も数件あり、「滑りだしは好調」という。なお、販売は綱島機械商事が行い、 同時に傘歯車歯切盤噛合試験機「HPT−1」(380万円)も発売する。


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