加工時間を半減 --高精度の歯車研削盤--

 山本エンジニアリング

高い技能、経験に先端NC技術を融合

老朽化した工作機械を改造するレトロフィット。 山本エンジニアリング(愛知県小牧市、東條米雄社長) 専務の大島睦司さん(51)はこの分野で二十五年以上にわたり活躍している。 「単に修理するのではなく、高速、高精度化といった要求にこたえ、 生産現場にマッチしたマシンとしてよみがえらせるのが仕事」 とこだわりを持つ。

もともと自動車メーカーのエンジン工場の保全マンとして 機械エンジニアとしての腕を磨いた。 二十五歳の時に設立間もない同社に入社。 当初はオーバーホールばかりだったが、 技術的に難しい海外一流メーカー製のマシンに積極的に挑戦。 その後、数値制御(NC)技術を独学で学ぴ、 メ力制御の古い海外製マシンをNC化するレトロフィットで実績を残してきた。

「分解した機械の測定作業に始まり、 キサゲ作業や精密組み立てなどに技能を求められるが、 NC化のための先端技術も必要となってきた」。 というのもサーボモーター、 ボールネジなどを組み込んだ改造設計はもちろん、 NCプログラミングまで行うからだ。

持ち込まれた機械が一品一様なら、 ユーザーの望む機械も一品一様だけに「経験がものをいう世界」とも。 納入したマシンのトラブルを電話指示だけで復旧したこともあるほど。

この経験と技術を「どう若手に伝授するか」が今の悩みで、 次世代の人づくりも大島さんの双肩にかかっている。


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