米社製歯車研磨機を導入

大久保歯車
大久保歯車工業は建設機械やトラックなど従来の得意先に加え、 新たに鉄道や産業機械、工作機械分野への販路拡大を図るため、 歯車やこれを組み込んだコンポーネントの高精度・低騒音化を進める。 自社内に1億円をかけて騒音測定機を設置、製品の騒音・振動管理を実施しているほか、 99年1月には2億5,000万円を投じて米国製の歯車研削機を導入、 低騒音でコンパクトなベベルギアや減速機などの生産に活用する。 これにより99年度はピークだった91年度並みの200億円近い売り上げを目指していく考えだ。

大久保歯車は歯車の生産重量では日本のトップメーカーだが、主要ユーザーの建機やトラック業界の不振で、 98年度は前年比に比べ売上高の減少は避けられない見通し。 歯車やコンポーネントの製造では高精度化されるほど騒音が低減でき、 装置の小型化も図れることから用途拡大が期待できる。 また最近登場した高齢者や障害者向けノンステップバスのように、 都市交通での低騒音・低振動化も要求されてくるとみて、 最新鋭製造装置の導入に踏み切った。

導入するのはベベルギアの設計・製造に関する世界的メーカー、米グリーソン社製の歯研磨機「フェニックス」。 従来のラップ盤と比べてベベルギアの歯の高精度な研摩が可能で、作業時間も大幅短縮できる。 わが国で自動車メーカーが所有する2台を含め、世界でも10台しかないという。 現在、社員を米グ社に派遣し研修を実施しているが、1月から稼動の予定だ。

大久保歯車工業株式会社
info@okubo-gear.com


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